2023年2月8日(水)Zoomでのお集まりの報告
2023年 02月 11日
4ヶ月ぶりでZoomで例会をいたしました。
今回は3人でしたので、普段のシネマの会の様子を観ていただくのにちょうどいい機会かと相談の上、今回に限りKさんの映画館で観た映画について、期間限定でYou Tube にアップしました。
下記画像では見られません。会員さんへのお知らせメールとメルマガでURLをお知らせします。
Kさんの新着映画レビュー
<邦画>
『線は、僕を描く』
『土を喰らう十二ヵ月』
『ある男』
『月の満ち欠け』
『ラーゲリより愛を込めて』
<アニメ>
『すずめの戸締り』
『THE FIRST SLAM DUNK』
<洋画>
『チケット・トゥ・パラダイス』
『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』
『アバター:WAY OF WATER』
今回話題になった映画 ・あらすじ等 *みなさんのお話より ・)yoko の考え
Yさん
『おかえり お母さん その後の「ぼけますから、よろしくお願いします」 (22日)
・信友直子(東大卒)監督によるセルフ・ドキュメント。認知症の母と高齢の父を娘が撮影した映画
父(101歳)は 60年連れ添った妻を認知症から脳梗塞で見送り、その後も日々をしかりと生きていく姿。
【信友直子監督】
「100まで生きる言っていたけど100になりましたけど、こらから先はどうしますかね?」
【父良則さん】
「もうちょっと生きたいと思います。ここまで生きるとは思いもしまへんでしたけどもうちょっとがんばろうと思うとります」
*不参加の方々からもコメントをいただきました。
とても感動しました。100歳を過ぎても、上記のごとく、心身ともにしかっりとなさっているのと、奥様に対する愛情と病院を訪れ、それを広島弁で伝えられるのには感動。
自分の老後の事を思い、主人は果たしてこうあってくれるのだろうかと、思うという参加者の方のお話でした。
『ヒトラー 最期の12日間』Der Untergang/Downfall(05独)
・独裁者ヒトラーの実像に真正面から迫り、彼の生前最期の12日間に焦点を絞り、ナチスの崩壊を目の当たりにしながら
死を決意するに至ったヒトラーの人間苦悩を厳粛なタッチで描写
*ドイツ将校の軍服がかっこいい。見た目を戦略的に利用した。
・)体格がいいからだ。 グレーの色はドイツのカラー、他の国にはない色
『勝手にしやがれ』(60仏)
・監督 ジャン=リュック・ゴダール。出 ジャンポール・ベルモンド
即興演出や手持ちカメラでの街頭撮影など、当時の劇場映画の概念を打ち破る技法で製作され、後の映画界に大きな影響を与えた、ヌーベルバーグの記念碑的作品
YOKO
『レジェンド&バタフライ』 The Legend & Butterfly (22日)
監 大森啓史 出 木村拓哉 綾瀬はるか
・)キムタクは信長の戦国武将のキャラクターが現わせていない。もっと下半身に力を入れてどっしりとは出来ないのか?
残忍な事を繰り返しながら、戦国時代を生き抜いていく中、濃姫と接す時には救われる気持ちになれる、その差を表現できていない。濃姫の 綾瀬はるかも、その信長を受け止めてやる気持ちが現わせていない。
2人とも気丈さを声を張り上げる事だけなのが、気になった。
『白い牛のバラッド』 (20イラン 仏)
・イランの社会の不条理に切り込む。
死刑になった夫は冤罪だったと裁判所から告げられたミナ幼い娘を抱え悲嘆に暮れる彼女の前に夫の旧友と名乗る男があらわれ彼女をいろいろな方面で助けてくれる。
実はその男は死刑判決をくだした判事であることが解り、彼女は部屋に彼を招き入れ、温めたミルクを飲むように迫り、飲んだ彼は吐き出して苦しみ、彼女は動かなくなったのを確認してから荷物をまとめて部屋を出ていった。
死んだと思われていた彼は実は死んではおらず、椅子に黙って腰かけていた。
一方、彼女は娘とバス停でいつまでもバスが来るのを待ち続けていて終わる。
・)イラン映画はラストがいつもこれからどうなると気になるままに終わる。
とてもいい映画でした。
『少年の君』 (19中香港)
・貧しい中必死に大学受験勉強をしている少女が、大変ないじめに遭い、ストリート暮らしの不良少年が助けてくれ、お互いに魅かれていく。
ある日彼女をいじめていた同級生を階段から故意にではなく突いて殺してしまい、少年が身代わりになり、刑に服し、彼女は無事大学に入学し、刑を全うし2人は結婚し、子供と3人で歩いているところで終わる。
・)中国の俳優は坦々として、実に感情表現が上手い。
とてもいい映画でした。
『沈黙のレジスタンス~ユダヤ人孤児を救った芸術家~』Resistance(20米英独)
・フランスのパントマイムの芸術家マルセル・マルソーが第二次世界大戦中の彼の知られざる活動を映画化。
ナチスにユダヤ人の子供達150万人を殺害した。レジスタンスの人びとは1万人の孤児を救った。
『フアッションが教えてくれること』The September Issue (09米) ドキュメンタリー
・「プラダを着た悪魔」のモデルとされる米ボーグ誌のカリスマ編集長アナ・ウインターの実像に迫る。
ボーグ誌は9月号が一番大切。
『ハウス オブ グッチ』 House of Gucci (21米)
・ファッションブランド「GUCCI(グッチ)」の創業者一族の崩壊を描いたサスペンスドラマ
監督 巨匠リドリー・スコット
出演 レディー・ガガ、アダム・ドライバー アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズ
・)レディ・ガガが、アカデミー賞のノミネートから外れたのは、私もやはり悪魔的な女性を演じるのに気負っていたと感じた
『世界で一番美しい少年』 The Most Beautiful Boy in the World (21スエーデン)
・15歳で「ベニスに死す」に出演するその美貌で旋風をまきおこしたビヨルン・アンドレセン、その後は何をやっても上手くいかず。
孤独な少年の苦悩と波乱万丈の人生から彼の実像に迫る。
・)やはり俳優としての資質は無かったのだろうか。天は二物を与えずという事か。
『コーダあいのうた』 CODA (21米仏他)
・)皆さんよりも1年遅れでやっと観ました。
アカデミー賞 作品賞というのはいつも肩透かしをくうように思える。
娘がそんなに歌が上手くないのが気になった。
『エール』 (2014仏)
・全く同じストーリーで、漁師ではなく、一家で牛を飼っている農家で、聴覚障害を持つ家族。彼女だけが健常者。
音楽教師に勧められ、パリの音楽院を受験し合格。兄がいて、同級生の友達が仲良くなる。7年前に作られている。
しかもこの女の子はとても美人で歌も上手い。こちらの作品のほうがずーといい作品です。
『ベルファスト』 Belfast (21英)
・俳優・監督・舞台演出家として世界的に活躍するケネス・ブラナーが、自身の幼少期の体験を投影して描いた自伝的作品。
ブラナーの出身地である北アイルランドのベルファストを舞台に、激動の時代に翻弄されるベルファストの様子や、困難の中で大人になっていく少年の成長などを、力強いモノクロの映像でつづった。
*プロテスタントの武装集団がカトリック住民への攻撃。いまだもって、アイルランドの問題、ノーメイクのジュディ・ディンチが頑固なアイルランド気質をしっかりと表現して素晴らしい。
『老後の資金がありません』(21日)
*本当に周りで起きそうな話で、姑の草笛光子がちょっと現実離れしているように見えるが、このようにしっかりした明るい老婦人でありたいと思った。松重豊がとてもよくいい映画だった。
『ロスト・レオナルド~史上最高額で落札された絵画の謎』The Lost Leonardo (21デンマーク 仏) ドキュメンタリー
*レオナルド・ダヴインチの幻の傑作といわれ、史上最高の510憶円で落札された絵画を巡る騒動を描いた。
絵画は簡単に持ち運びでき、高額な財産だそうだ。贋作と本物を識別するのが問題。
次回のZoomミーティングは
2023年5月31日(第5水)1:30~3:30 を予定しております。
映画名を出して頂くのは進行上の資料としているだけですから、観ていなくてもお気軽にご参加下さい。
by sscinema
| 2023-02-11 13:18
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