2021年10月13日 Zoomシネマ同好会の報告
2021年 10月 16日
皆様のお顔を見ながらの楽しいZoomミーティングをいたしました。
映画の情報や予告編を見ながら、7人で観た映画のおしゃべりをしました。
次回 Zoom ミーティングは 間隔があきますが、
2022年 2月9日(水) 1:30~3:30 を予定しております。
YOKO
◆今回話題になった映画 ・あらすじ等 *みなさんのお話より ・)yoko の考え
◆『キネマの神様』 (21日)
松竹映画100周年を記念した、山田洋次監督による人間ドラマ。ギャンブルの借金で家族に見放された男が映画を通じて
再生していく姿を、若年期と晩年期を交えながら描き出す。急逝した志村けんの代役となった沢田研二が菅田将暉とW主演を務める他、妻役を宮本信子と永野芽郁。共演に野田洋次郎、北川景子、寺島しのぶ、小林稔侍ら。原作 原田マハ
*原作本の方が良かった。劇場で観たが、見応えはあった。
沢田研二は太り過ぎでイメージが違った。北川景子が品格のある演技、宮本信子は好演。
◆『息子』 (91日)
椎名誠の小説「倉庫作業員」を山田洋次監督が映画化。 一人暮らしの父親とフリーターの息子との確執や和解を通じて、
家族の在り方のひとつについて描かれた作品。
監督:山田洋次 出演者:三國連太郎、永瀬正敏、和久井映見、原田美枝子、田中隆三ほか
*俳優がそれぞれに味のある演技でいい作品だった。
◆『我等の生涯の最良の年』 The Best of Our Lives (46米)
・第二次大戦後の帰還兵の精神状態を描いた作品だが、1945年終戦、勝利に浮かれている中、戦争の裏側をすぐに
表現し1946年に製作、公開され、大ヒットした事。米人の大きな問題をすぐ映画で表現する力にいつも圧倒される。
◆『バベットの晩餐会』 Babbete’s Feast (87デンマーク)
原作 スエーデンの女流作家 アイザック・ディネーセン
*牧師 父親の厳格さとそれに素直にに従う娘達が、かたくなにその信仰を守り受け継ぐ事がどうなのかと思った。
◆『アリー/スター誕生』A Star is Born(18米)
*レディ・ガガは奇抜なファッションの人位の印象しか持っていなかったが、主題歌の作曲も手掛ける実力のある歌手だと
知った。 ラストの主題歌の歌詞が素晴らしかった。
◆『ラストレター』 (20日)
岩井俊二監督が、自身の出身地・宮城を舞台に、手紙の行き違いから始まった2つの世代の男女の恋愛模様と、それぞれの心の再生と成長を描いたラブストーリー。
*岩井俊二監督は原作を書き、脚本も手掛けているが、脚本が好みじゃ無かった。
松たか子、豊川悦司は好演だが、福山雅治のお芝居も好みじゃ無かった。
◆『0.5ミリ』 (13日)
監督安藤桃子(俳優・奥田瑛二の長女)が、実妹・安藤サクラを主演に起用した初の姉妹タッグ作品。
自身の介護経験から着想を得て書き下ろした小説を映画化した人間ドラマ。
介護ヘルパーの山岸サワは、派遣先の家族から「冥土の土産におじいちゃんと寝てほしい」との依頼を受ける。
しかしその当日、サワはある事件に巻き込まれ、家も金も仕事も全てを失ってしまう。人生の崖っぷちに立たされたサワは、訳ありの老人を見つけては介護を買って出る、押しかけヘルパーとして生きていくことになる。
共演に柄本明、坂田利夫、草笛光子、津川雅彦ら。
「0.5ミリ」とはいわば心の尺度。人とのコミュケーションの中で静電気が起きるぐらい一歩だけ近づこうよ、といった意味
*高知が舞台の不思議な映画。故郷が高知なので楽しく観た。
安藤サクラの他に演じられる人はいないと思った。
◆『イクジット』 EXIT (19韓)
上昇してくる有毒ガスから逃げるため、高層ビル群をより高いところ目指して命綱なしで登り続ける主人公たちの運命を描いたサバイバル・パニック・アクション・コメディ。 主演チョ・ジョンソク
◆『賢い医師生活』 (21韓)
韓国のテレビドラマシリーズ 。『賢い生活』シリーズの第2作目である。主演はチョ・ジョンソク、
*脚本、演出、俳優もレベルが高く、それぞれのキャラクターがとても魅力的。
◆『イカゲーム』 (21年NETFLIXオリジナル韓国ドラマ)
賞金1000万ドルのサバイバルゲームに招待された参加者たち。舞台はイカの形をなす丸、三角、四角をした謎の場所。
たった一人の勝者が決まるまで参加者は誰も帰ることができない…。
どん底に陥った人生を立て直すため一発逆転を狙った壮絶なバトルがいま幕を開ける─!
世界的に人気のある「デスゲーム」ジャンルの作品。
◆『愛と哀しみの果て』 Out of Africa (85米)
監シドニーポーラック 出メリルストリープ、ロバートレッドフオード 原作 アイザック・ディネーセン。
20世紀初頭のアフリカを舞台にケニアのコーヒー園にやってきたデンマーク人女性(ディネーセン自伝的)の半生を描いた一大叙事詩。
*スケールの大きい映画。アフリカの奥地でも真っ白のテーブルクロスをかけ、素晴らしいティセットでお茶を飲み、
蓄音機で音楽を聴いているのに注目した。
・アカデミー撮影賞を取っているだけ、アフリカの大自然を広いスパンで撮っている。どれだけの撮影費用が投じられたのか?
今はドローンを使えば出来るかもしれない。徹底した製作をするのがハリウッドなのだ。
NHKの大河ドラマ「青天を衝け」をみていて、セットが貧相なためか、カメラのアングルが狭いのをみていると、つくづく思いっ切り予算を使って、すごーいといううものを作って欲しいと思う。
◆『ドライブ マイカー』 (21日)
村上春樹の短編小説集の中の短編「ドライブ・マイ・カー」を、ベネチア国際映画祭銀熊賞を受賞したことのある濱口竜介監督・脚本により映画化。
舞台俳優で演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と幸せに暮らしていた。
しかし、妻はある秘密を残したまま他界してしまう。
2年後、喪失感を抱えながら生きていた彼は、演劇祭で演出を担当することになり、愛車のサーブで広島へ向う。
そこで出会った寡黙な専属ドライバーのみさきと過ごす中で、家福はそれまで目を背けていたあることに気づかされていく。
出演 西島秀俊、三浦透子、岡田将生。
外国の映画祭で脚本賞等を受賞。
*3時間の上映時間も長くは感じなかった。
◆『総理の夫』 (21日)
ベストセラー作家・原田マハの小説「総理の夫 First Gentleman」を、田中圭と中谷美紀の共演で映画化
・高市早苗さんが総理になっていたら、大いに話題になったことでしょう。
◆『テーラー 人生の仕立て屋』 (21ギリシャ 独 ベルギー)
・崖っぷちの仕立て屋が思いついたのは、“移動式テーラー”青空の下、オーダーメイドのウェディングドレスが幸せを運ぶ、極上の感動作。
ギリシャ女性監督ソニア・リサ・ケンターマンが脚本も手掛け、数々の外国映画祭で賞を獲得
*ユーモアあふれる楽しい映画だった。
◆『空白』(21日)
古田新太と松坂桃李が共演を果たしたヒューマンドラマ。
万引きを目撃され逃走中に車と衝突した女子中学生の死をめぐり錯綜する、被害者の父親と事故に関わる人々の姿を描写する。
関係者全員が被害者にも加害者にもなり得る物語が映し出される。
*古田新太が好演。
◆『マスカレード ナイト』 (21日)
*初めのタンゴを踊るシーンが長すぎる、豪華キャスト、個々が生かされていない。
仮面舞踏会がお粗末過ぎて、美しさがない。仮面をつけた演技が全然見えない。
・長すぎるのは踊りが魅了するものでなかったという事。
キムタクならば本格的アルゼンチンタンゴを習得し初めから観客をグッと惹きつけてほしかった。
ホテルはセットで作ったとの事。高級ホテルとは思えない重さが全然なく、フロントのある正面からカメラが動かせなく床が板なのか革靴で走り回ると,ドタドタと凄い音がするのには驚いた。
仮面舞踏会という設定も大人の時間でも、装いでもなく、殺人事件を食い止めるという緊迫感なし、
じっくりと期間と予算をかけ、キムタクに頼るのでなく、監督の裁量を出す作品を作ってほしかった。
何年もかけて出来上がるハリウッド映画を参考に日本映画も少しでもいい映画を作って欲しい。
◆『FREE GUY』 (20米)
何でもありのゲームの世界を舞台に、平凡なモブキャラが世界の危機を救うべく戦う姿を描いたアドベンチャーアクション
*最近仮想空間の世界の作品が多いと思う。
現実世界で修復できない事を仮想空間で現実の別のところで生きることを求める
◆『竜とそばかす姫』 (21日本アニメ)
細田守監督が、超巨大インターネット空間の仮想世界を舞台に少女の成長を描いたオリジナル長編アニメーション。
*細田守作品としては中途半端で失敗作。これも仮想空間のもの。
◆『海の上のピアニスト』 The Legend of 1900 (99米伊)
船上で生まれ育ち、生涯一度も船を降りなかった天才ピアニストの半生を綴った感動ドラマ
・とてもいい映画ですから何かの機会があったらお薦め作品です。
番外編:Sさんが参加され、映画はこのところ観ていないが、最近 読まれた本をご紹介いただきました。
「世阿弥最後の花」 藤沢周 著
「茶筅の旗」 藤原緋沙子 著
by sscinema
| 2021-10-16 23:07
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