2020年9月28日 第30回SSシネマ同好会の報告
2020年 10月 13日
日にちがずれたり、まだまだ映画館にも気軽く出かけられないという中、4人だけの参加でしたが、映画のお話が弾みました。
YOKO
◆今回話題になった映画
・あらすじ等 ・みなさんのお話より ・)yoko の考え
『ストーリー オブ マイ ライフ~わたしの若草物語』Little Women (19米)
・女流監督 グレタ ガー ウイッグ オルコット自伝的小説 『若草物語』 映画化
19世紀、アメリカ、マサチューセッツ州ボストン シングルマザーが育てる4人姉妹、それぞれ違った性格、仕事観、家族観
を持つ少女らの成長過程を描く傑作ドラマ映画。アカデミー賞にノミネイトされた長女ジョー役のシャーシャ ローナンを始め
豪華キャスト。監督は女優だったので、事細かに各俳優に指導をしている裏話があった。
・子供の頃読んだ『若草物語』の本は只の4人姉妹の話だったが、この映画はいろいろな意味を含む大人の物語だったので子供向けの翻訳本は考えるべきだと思った
・この姉妹の近くに富豪の家があり、交際が発展したりするのがちょっと気になった →やはり19世紀の米国、英国ではない事
・)原題がGirls ではなく、Little Women となっている事に注目しました。Girl はWomanに生長し、BoyはMan に生長し、そう呼ばれ、それにふさわしい大人になる事を目指すのです。とても意味深い言葉なので、私はセリフの中でその違いに気が付くとちょっとほくそえんだりします。外国は大人と子供の境がはっきりしています。大人社会の会話や交際、食事にも子供は入れません。
この境は日本の社会では曖昧なので、子供は成人になってお酒が飲めるぐらいしか自覚を覚えないのだなと思います。
『ミッドウェェイ』 Midway (19米)
勝者も、敗者も、海に全てを捧げた。全米興行収入初登場No.1!ローランド・エメリッヒ監督が、20年に及ぶリサーチを経て描く<日本の運命を変えた3日間>
日本とアメリカの間で繰り広げられた太平洋戦争(1941~45年)における最大級の総力戦がこのミッドウェイ海戦。
42年、北太平洋のハワイ諸島北西のミッドウェイ島。日米双方の巨大な航空母艦、戦艦、戦闘機、急降下爆撃機、潜水艦が出動し、空中、海上、海中、その全てが戦場となった。ここでの戦果は、日米のその後の運命をわけたとされている。
・本作が特徴的なのは、この戦いが“超高度な情報戦”だった事。
米情報将校(パトリック・ウィルソン)らのオフィスでの静謐だが力強い活躍が、太平洋上での命がけの戦いと対置され「暗号の解読が命運をわけた」と印象的に語られる。
・アメリカにとって、ミッドウェイ海戦は日本へのリベンジマッチだった。したがって本作では、日本人=悪あるいは侵略者と描くのではなく、日米双方に、国を愛し、大切な誰かのために戦う男たちがいた……そんな敬意が捧げられている。
・やはりこのようにお金のかかった迫力のある映画は映画館で鑑賞するものだと思っている。
『愛の不時着』『ミッドナイトランナー』『シークレットミッション』『スウィンダラーズ』などなど
・全て韓国ドラマNetflixで手軽く観れるためにはまってしまう。
『ビューティ・インサイド』 寝て起きたら別人になっているという映画面白かった。
・韓国ドラマは国が援助金を出しているため力作が生まれる。人間の本質的感情を引出した作品。
・日本人にとって同じアジア人のやる事、第三者的に冷静に感情移入ができるからではないだろうか。
『チャップリン対FBI 赤狩りフーバーとの50年』 BS世界のドキュメンタリー
Chaplin vs. the FBI (19仏)
チャップリンへの赤狩りを主導したFBIフーバー長官。30年にわたる盗聴・諜報の機密ファイルが語る、喜劇王の実像とは・・・アメリカの国家権力と対決した生涯を描く。
英国生まれのチャールズ・チャップリンは、ハリウッドに渡って「黄金狂時代」「モダン・タイムス」など、権力や資本主義を風刺するヒット作を発表。しかし東西冷戦下、「共産主義シンパ」と非難を浴び、米国から事実上の国外追放命令を受ける。FBIの強引な捜査は喜劇王の女性関係にも及び、チャップリンは新作喜劇で反撃した。「小さな放浪者」に始まる名シーンを重ねながら、道化師であり続けようとした男VS国家権力の攻防に迫る。
・FBI長官フーバーはそうとう悪い人だった事を知ったし、たまたま見たドキュメンタリーは面白かった。
・)今回は過去のドキュメンタリーでも選り優れたものが各局で放送され、とても興味深く、録画が貯まる一方でした。
『家族を想うとき』 Sorry We Missed You (不在票に書く決まり文句)
(19英仏ベルギー) 埼玉会館 監 ケン・ローチ
イギリス、ニューカッスルに住むある家族。父親はマイホーム購入の夢をかなえるために、フランチャイズの宅配ドライバーとして
独立。母親はパートタイムの介護福祉士として、時間外まで1日中働いている。家族を幸せにするはずの仕事が、家族との時間を奪っていき、高校生の息子と小学生の娘のは寂しい想いを募らせてゆく。そんな中、父親がある事件に巻き込まれてしまうーー。
・すくいのない映画。
・)つくづく英国の階級制度の社会、横の社会層のなかで、悩み、苦しみ、幸せを見つけて生涯を終えるのではないかと思う。
ヘンリー王子とメーガン妃等その伝統的な階層の違いが壊される事で起こっているのでは、真子さま、小室さんは如何なのか?
・2030年の事だがあと10年でAIを自由に駆使できるか、AIに駆使される事が起きるのか? 恐ろしくも感じる。
『時の行路』(20日)監 神山征ニ郎 埼玉会館
大手自動車メーカーで誠実に働いてきた男性に降りかかる理不尽な派遣切り。
非正規雇用問題に正面から取り組んだ社会派映画。
・このコロナ禍でまた社会経済は変動していく事を考えるとこの様な社会派映画も見過ごしてはいけないのではないか?
『新聞記者』(19日)
東京新聞 望月衣塑子(勤子)記者による同名の著作を原案に映画化した社会派サスペンスフイクション
主演に韓国の俳優シム・ウンギョン 日本アカデミー賞で優秀作品賞、主演女優賞
・)森友、加計問題など実際今の事件で終わったことでないので、凄くよく出来ている作品。
『i新聞記者』ドキュメント 望月衣塑子記者の密着取材
『私のちいさなお葬式』 (19露) 彩の国
73歳・元教師エレーナ、ロシアのちいさな村で気心の知れた友人と大好きな本に囲まれ充実した余生を送っていたが突然余命宣告、都会で働くひとり息子に迷惑かけまいと、自分で自分のお葬式の準備を始める教え子に埋葬許可書を発行してもらい、お棺をバスに乗せて主人の墓の隣を掘ったり、お葬式に参列した人に出すお料理も全てをセットして、隣の友人に枕を押し付けて殺して欲しいと頼むが、出来ないと、二人でウオッカを飲み明かす…
・)とても面白く観ました。 いつも感じるのですが、ロシアの富裕層の人は解りませんが、普通の人の家の中は何年前?と疑う位、冷蔵庫も古ーい型、家具なども新しいものはほとんど見当たらないのが不思議に思います。このエレーナの家も。
『Fukushima 50』(20日)
・)歴史の事実としてその時代にいた事を確認するべく見ておくべきだったと思う
『劇場』(20日) *監 行定勲 原作又吉直樹
「花火」はお笑い芸人の世界だったがこれは演劇人の話。
・数多くの演劇での成功を求めている人はいると思うがその人々には共感を持てる作品。
・映画館でも同時にやっていたがPrime Videoで十分。
『ガーンジー島の読書会の秘密』The Guernsey Literary and Potato Pie Society(18仏英)
第二次世界大戦中ドイツ占領下にあったイギリスの島で行われた読書会に秘められた眞實を描く作家のジュリエットはガーンジー島の読書会に興味を抱き島を訪れる。
・)解りきった様な恋愛物語ですが、やはり外国人がやるとすんなり入っていけます、きっと韓国ドラマもこんな感じで入ってけるのでしょうか。
ダウントン・アビーのリリー・ジェムズ(ローズ)が主演だったり、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ(マシューの母)が出ているので、とても親しみ深く感じます。
Amazonプライムのレンタルで観ることが出来ます。→ こちらより
以下はTVシリーズはNetflix などで機会があったら面白いのでお勧めします。
『破獄』TVドラマ(85日)緒方拳主演 脱獄常習犯の話
『大明皇妃』Empress of Ming TVシリーズ゙(19中) 全62話
『ハウス オブ カード野望の階段』1-4 (15米) TVシリーズ ケヴィン・スペイシー主演
*第31回SSシネマの会のお知らせ*
日時:2020年12月14日(第2月)
場所:下落合コミュニティセンター 4階第3集会室
by sscinema
| 2020-10-13 02:04
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