9月9日第3回 SSシネマ同好会
2013年 09月 10日
暑さも和らぎ、秋がもうやって来たと感じられるようなお天気の日に3ヶ月ぶりに第3回SSシネマ同好会が開催されました。
この会が始まって以来、皆さん映画に特別に目がいき、興味が湧き、前回よりも数多くご覧になったようで、お話もはずみました。
「終戦のエンペラー」
*監督は「真珠の耳飾りの少女」「ハンニバル・ライジング」のピーター・ウエバーですが、製作に奈良橋陽子が携わっているので、日米両方に平等に描かれている事は良かった。
*終戦を経験した人が大部分で、戦前の神格化された天皇について語られ、終戦を知らない若い方は 興味深く聴いてられました。
*GHQで女子大時代にアルバイトで働いていらしたIさんは、最優先でエレベーターに乗るマッカーサーに度々会ったということ。
★私はロサンジェルス在住の時1975年、両陛下が訪米され、米人の人間天皇を扱うニュースに驚いた事、しかし天皇の存在、それを大事にしている日本人に対する信用、理解度がどれだけ増したかを実感しました。
天皇が二度と国を動かすことも神格化しあがめられる事はありえないと思います。
宗教とか、思想などが統一されていない日本国には天皇という揺るぎない存在は大事に守っていきたいと思います。世界のどの国民にも出来ない事を誇りにしたいと思います。
★この会見がいつだったか? 9月22日
Google で「昭和天皇」で検索すると(昭和天皇とマッカーサー会見の時)などと面白い記事がたくさんあります。
是非検索してみてください。
ついでに「昭和天皇訪米」でも検索していただければいいと思います。
急に昭和天皇通になってしまいますね。
この映画はみんな関心がもてた映画でした。
「華麗なるギャツビー」
何故この作品がいいといわれるのかと若い方から疑問がでました。
★米国文学では大御所F.スコット・フィッツジェラルドの原作。
米国ではギャッツビーが手段は別として、一介の帰国兵があれだけの富豪に成上る事が出来る可能性があること。ケネディ家も禁酒法の裏で資産を増やし、英国大使になり、あれだけの一家を築いた訳ですから、単なる物語ではなく、この様に成功した富豪はいたのですね。
しかし、英国や西欧の貴族の様に根っからの金持ち貴族でないので、ほころびが見えますね。そこはデカプリオでも出せていたのではと思います。
*昔のロバート・レッドフォード、ミア・ファーローのが良かったという方がありました。
★ 私も前作よりも豪華さがでているかとの期待はずれしました。ある程度想像力を
ふくらませてくれる作品が良いのではと思いました。その点で3Dは避けていましたが、技術も日増しに進んでいるのだと思います。
*3Dは大変良かったと絶賛していらっしゃる方が2,3人いらっしゃいました。
「風立ちぬ」
アニメはたまたまTVで放映された映画「風立ちぬ」(堀辰雄原作)の物語と零戦闘機の製作者堀越二郎の実話を合わせて作り上げた宮崎駿の作品です。
*色彩の美しかったが、アニメはやはり、内容には感動をおぼえなかった。
*説明が足らないので若い世代には面白くなかったという事です。
★確かに時代的に駿監督には解りきっている事で実写とは違い説明を省かれています。
しかし、いろいろに想像を膨らませてその絵を楽しむのが、アニメだと思うので
あれで良かったと思います。
「少年H」
*戦時中の事をとてもよく表していた。
*伊藤蘭はあの当時小学生・中学生の母親は58歳の蘭ちゃんより、
例えば常盤貴子くらいの年代の人のほうが合っている感じがした。
水谷豊氏が「自分が夫役でなかったとしても、あの役は蘭ちゃん以外考えられない!」
と言っていたのですが、そうでなく、夫役が水谷氏だったからOKだったと思いました。
「いのちの林檎」
*化学物質過敏症の恐ろしさとそれを救った木村秋則さんの林檎の感動ドキュメンタリー。
無農薬植物を育てる苦労、方法に話が飛びました。
「アンコール」
*夫婦の関係、親子の関係、高齢化社会、終末観など印象深い作品
「キャスト アウエイ」
*孤島に流れ着き4年間の奮闘を描き、思わず目が離せなくなった。
★アメリカでは子供の時から survive(生き残る) を徹底的に叩き込みます。
その為に不可欠なcourage(勇気)とdecision(決断) もあわせて。
5歳の息子を水泳教室に入れたところ泳ぐことより、まず高い飛び込み台から飛び込むことから始めます。ひとりで台へ上がり、下でjump! と叫ばれ、実行するのです。
海の遭難で泳げることより勇気がなければ生き残れないとの事でした。
こうして鍛えられているから、このような難関を通り抜けられるのですね。
「タイピスト」
*タイプの早打ち競争の話でタイプの競技大会で優勝されたことのあるIさんはIBMのボールタイプの売り込みもとても興味深いものだったそうです。
その他、下記の作品の話がでました。
「おくりびと」「クレイマークレイマー」「ハチ公物語」「風とライオン」
今回のお菓子はバニラシフォンケーキとドライブルーベリーでした。
次回は
12月9日(月) WithYouさいたま4F セミナー室4 です。
また皆様のお話を伺うのを楽しみにいたしております。
YOKO
この会が始まって以来、皆さん映画に特別に目がいき、興味が湧き、前回よりも数多くご覧になったようで、お話もはずみました。
「終戦のエンペラー」
*監督は「真珠の耳飾りの少女」「ハンニバル・ライジング」のピーター・ウエバーですが、製作に奈良橋陽子が携わっているので、日米両方に平等に描かれている事は良かった。
*終戦を経験した人が大部分で、戦前の神格化された天皇について語られ、終戦を知らない若い方は 興味深く聴いてられました。
*GHQで女子大時代にアルバイトで働いていらしたIさんは、最優先でエレベーターに乗るマッカーサーに度々会ったということ。
★私はロサンジェルス在住の時1975年、両陛下が訪米され、米人の人間天皇を扱うニュースに驚いた事、しかし天皇の存在、それを大事にしている日本人に対する信用、理解度がどれだけ増したかを実感しました。
天皇が二度と国を動かすことも神格化しあがめられる事はありえないと思います。
宗教とか、思想などが統一されていない日本国には天皇という揺るぎない存在は大事に守っていきたいと思います。世界のどの国民にも出来ない事を誇りにしたいと思います。
★この会見がいつだったか? 9月22日
Google で「昭和天皇」で検索すると(昭和天皇とマッカーサー会見の時)などと面白い記事がたくさんあります。
是非検索してみてください。
ついでに「昭和天皇訪米」でも検索していただければいいと思います。
急に昭和天皇通になってしまいますね。
この映画はみんな関心がもてた映画でした。
「華麗なるギャツビー」
何故この作品がいいといわれるのかと若い方から疑問がでました。
★米国文学では大御所F.スコット・フィッツジェラルドの原作。
米国ではギャッツビーが手段は別として、一介の帰国兵があれだけの富豪に成上る事が出来る可能性があること。ケネディ家も禁酒法の裏で資産を増やし、英国大使になり、あれだけの一家を築いた訳ですから、単なる物語ではなく、この様に成功した富豪はいたのですね。
しかし、英国や西欧の貴族の様に根っからの金持ち貴族でないので、ほころびが見えますね。そこはデカプリオでも出せていたのではと思います。
*昔のロバート・レッドフォード、ミア・ファーローのが良かったという方がありました。
★ 私も前作よりも豪華さがでているかとの期待はずれしました。ある程度想像力を
ふくらませてくれる作品が良いのではと思いました。その点で3Dは避けていましたが、技術も日増しに進んでいるのだと思います。
*3Dは大変良かったと絶賛していらっしゃる方が2,3人いらっしゃいました。
「風立ちぬ」
アニメはたまたまTVで放映された映画「風立ちぬ」(堀辰雄原作)の物語と零戦闘機の製作者堀越二郎の実話を合わせて作り上げた宮崎駿の作品です。
*色彩の美しかったが、アニメはやはり、内容には感動をおぼえなかった。
*説明が足らないので若い世代には面白くなかったという事です。
★確かに時代的に駿監督には解りきっている事で実写とは違い説明を省かれています。
しかし、いろいろに想像を膨らませてその絵を楽しむのが、アニメだと思うので
あれで良かったと思います。
「少年H」
*戦時中の事をとてもよく表していた。
*伊藤蘭はあの当時小学生・中学生の母親は58歳の蘭ちゃんより、
例えば常盤貴子くらいの年代の人のほうが合っている感じがした。
水谷豊氏が「自分が夫役でなかったとしても、あの役は蘭ちゃん以外考えられない!」
と言っていたのですが、そうでなく、夫役が水谷氏だったからOKだったと思いました。
「いのちの林檎」
*化学物質過敏症の恐ろしさとそれを救った木村秋則さんの林檎の感動ドキュメンタリー。
無農薬植物を育てる苦労、方法に話が飛びました。
「アンコール」
*夫婦の関係、親子の関係、高齢化社会、終末観など印象深い作品
「キャスト アウエイ」
*孤島に流れ着き4年間の奮闘を描き、思わず目が離せなくなった。
★アメリカでは子供の時から survive(生き残る) を徹底的に叩き込みます。
その為に不可欠なcourage(勇気)とdecision(決断) もあわせて。
5歳の息子を水泳教室に入れたところ泳ぐことより、まず高い飛び込み台から飛び込むことから始めます。ひとりで台へ上がり、下でjump! と叫ばれ、実行するのです。
海の遭難で泳げることより勇気がなければ生き残れないとの事でした。
こうして鍛えられているから、このような難関を通り抜けられるのですね。
「タイピスト」
*タイプの早打ち競争の話でタイプの競技大会で優勝されたことのあるIさんはIBMのボールタイプの売り込みもとても興味深いものだったそうです。
その他、下記の作品の話がでました。
「おくりびと」「クレイマークレイマー」「ハチ公物語」「風とライオン」
今回のお菓子はバニラシフォンケーキとドライブルーベリーでした。
次回は
12月9日(月) WithYouさいたま4F セミナー室4 です。
また皆様のお話を伺うのを楽しみにいたしております。
YOKO
by sscinema
| 2013-09-10 23:04
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