10月16日(木)、参加者10名でZoom例会を開催しました。
いつものように、皆様が見た映画やドラマについて、公式サイトからの映像を共有して観ながら、楽しいおしゃべりに花が咲きました。
以下に、話題になった映画やドラマについての意見を連ねました。
<話題になった映画>
『宝島』
・暴力的なシーンの多さには閉口したが、当時の沖縄のおかれた状況に思いを馳せながら鑑賞した。
・原作を読んだHさんによれば、最後の沖縄独特の弔いの場面は、小説では伝わりづらいところを視覚的に表現されていて、映画ならではのシーンだと思ったそうです。
・ウタが、洞窟を何度も訪れていたとあったが、オンの死体が白骨化するまでの工程を見ていたという設定には不自然さを感じた。
『遠い山なみの光』
ノーベル賞作家、カズオ・イシグロの原作。
お話の中で語られるお話がトリッキーで、難解だった。
予告で見ただけの人は、吉田羊の若い頃が広瀬すずかと思っていたら、まさかの二階堂ふみだったとは!と驚いていました。
『ヒポクラテスの盲点』
コロナワクチンの薬害を描いた優れたドキュメンタリー映画。
『8番出口』
カンヌ映画祭でポスターデザイン最優秀賞を受賞し、45億円の大ヒットをしている、ヒットメーカー川村元気の監督2作目。ゲームが原作にも関わらず、映画として過不足なく、完成度が高い。劇中に流れる「ボレロ」のリフレインが映画のループと良く合っていて、川村監督が配信ではなく、映画館で見るべき映画としてる作ったと語っている。説明的台詞がない映画なので、見るものによって評価が分かれる。
『ファンファーレ!二つの音』
白血病にかかった指揮者が骨髄移植のために血の繋がっている生き別れた弟を探す中で運命の再会を果たす。
さまざまな音楽祭と共に未来へと歩き出す姿を描いた人間ドラマ。フランス映画だけあり、ここでも最後のキー曲として「ボレロ」が使われている。主人公がジャズ好き設定とかカントリーが出てきたり、アメリカ文化がフランス人をすっかり浸食しているようにも見えるが、最後に世界で一番有名なフランスの音楽作品「ボレロ」を出してくるところは、意識的な気がする。
『ピアノフォルテ』
5年前のショパンコンクールの夢に挑むピアニストたちに迫った、珠玉のドキュメンタリー映画。
先生の指導の仕方もさまざま。時代の変化もあると感じた。
『ベートーベン捏造』
古田新太が熱演。とても面白かった。
『火喰い鳥を喰う』
横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作の映画化。最終的には、パラレルワールド的解決方法なのが、今風なのかもしれない。Snow Manの宮舘涼太が、癖のある役を好演。
『海の上のピアニスト』
何度観ても感動する、名作。
『風のマジム』
主演の伊藤沙莉、滝藤賢一も安心、安定の演技でストレスなしに見られる良作。
実話をもとに原田マハが書いた小説の映画化。
<テレビドラマ>
『じゃぁ、あんたが作ってみろよ』
竹内涼真主演。漫画原作のドラマ化。”茶色い食卓”や元カノの変身など、漫画より映像の方がリアルでおもしろい。
『小さい頃は神様がいて』
『最後から二番目の恋』の脚本家、岡田惠和のオリジナル作品。超オススメ。
タイトルは、松任谷由美(荒井由美時代)の名曲『やさしさに包まれたなら』の最初の歌詞からとった。エンディング曲もユーミン。
他には
朝ドラ『ばけばけ』
オープニングの、夫婦デュオ「ハンバートハンバート」の主題歌と主人公二人の写真に朝から癒される。
大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』
『新東京水上警察』
『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』
タイトルからして、シェークスピアの『お気に召すまま』の名セリフを思わせ、あちこちにシェークスピアを想起させる小ネタがちりばめられていて、それを見つけるだけでも楽しい。
『ちょっとだけエスパー』
ちょっと遅めの10月21日(火)からスタート。『逃げ恥』や『海に眠るダイヤモンド』映画『ラストマイル』などの脚本家野木亜紀子による、初のSFオリジナル作品。初期はフジテレビ、最近はTBSが多かった野木さんの初のテレビ朝日ドラマ。
みなさんのおすすめを聞くだけですが・・・と参加してくださったOさんに、例会の感想をお願いしたところ、いくつかのドラマをこれから見てみようと思います。とおっしゃってくださいました。
たくさんある新ドラマの中から選ぶのも大変ですし、年代の近い方が楽しんでいるものを知ってから見るのも、良い手だと思います。
今年もあと2か月余り。あっという間です。
次回のZoom例会は、2026年1月15日(木)13:30~を予定しています。
お楽しみに!