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東京女子大学同窓会埼玉支部映画好きのお喋りの会


by sscinema

2022年10月12日(水)Zoomでのお集まりの報告

今回は5人で4ヶ月ぶりのZoomミーティングをいたしました。

次回のZoomミーティングは間隔があきますが、
2023年2月8日(水)1:30~3:30を予定しております。

11月には昼食会を予定しています。
久しぶりに、対面でお話したいと思います。

YOKO
 
◆今回話題になった映画 ・あらすじ等 *みなさんのお話より YOKO の考え

★映画館

『ダウントン・アビー/新たなる時代』 Downton Abbey/A New Era (22英米)
・2010年~2015年までイギリスで放送されたTVシリーズ映画で、シリーズ6まで放送され、劇場版は今作が2作目
1912年から始まってイングランドヨークシャーのダウントン村にある壮麗な大邸宅に住む貴族と使用人の物語。
今作は1928年の事で16年間がシリーズで語られた登場人物の大団円のような話になっている。
*(Y)TVで観ていた大邸宅が懐かしい音楽とともに現れ、登場人物も変わりなく出てくると、ドキドキする程感動した。
(YOKO)
やはり英国、ずっしりと作ってあって、第一次大戦後、英国にも米国、仏が関わって来るのが感じられた。
登場人物もそれぞれに振舞うのがなつかしかったのですが、やはり15年も経つと、俳優さんが年取って、この大邸宅を支えて皆で守って行こうと言うところで終わっていますが、もう無理なのではと思います。
「日の名残り」の執事の姿が浮かびました。

『縄文にハマる人々』 (21日)ドキュメンタリー  埼玉会館
・どんどん縄文にハマっていくというドキュメンタリー映画です。
映画に登場するハマった人々は、それぞれの縄文世界を熱く語る。
謎が多い分、解釈も自由で、その広がりは壮大です。
縄文土器や土偶たちは、私たちの常識を根本から覆すような価値観を提示してくれる。
1万年以上続いた縄文時代が終焉を迎えて約2500年。この時間の流れの中で日本人は一体何を失い、忘れてしまったのか。その秘密は21世紀の私たちの根幹を揺さぶり、見慣れた風景を一変させてしまうような、未来へと繋がる新たな世界への扉を開く。
*(Y)実際の縄文土器の写真を見て、1万年前こんな芸術品を作ったとは、芸術は人間のみが有する才能だと知る。



『百花』 (22日) 菅田将暉 原田美枝子出演
・認知症になっていく母について、幼いころ一時母から捨てられた経験をもつ息子が複雑な感情を持って接していく話。
「百花」=百花繚乱 一時にたくさん現れる。花火を表す。
認知になった母親が半分の花火がみたいと言うので、調べて、諏訪湖に映る半分の花火が丸く見えると、母を連れて行くが、母の思いは昔住んでいたアパートの窓から見える屋根にかかる半分の花火だったという事がわかる。
*(O)とてもせつなくて、いい映画だった。反復の画面が多いがワンカット長回しの手法も良かった。
両優が好演して、日本アカデミー賞をあげてもいいと思ったくらいだった。
認知症の母を施設に連れて行くところでは いろいろな事情で自分の母を施設に送った事などを思い出し、自分の判断が正しかったのか?と思いを馳せたし、娘しかいないので、息子と母親の関係はこうなのかとも思った。


『犬も食わねどチャ-リ-は笑う』 (22日)
・結婚4年目を迎えた裕次郎(香取)と日和(岸井)が、妻たちの恐ろしい本音がつづられたSNSの「旦那デスノート」を
きっかけに、引くに引けない夫婦ゲンカに発展する様子を描くブラックラブコメディ。
香取がはたらいている職場がシマチュウホームセンター、タイトルにある「チャーリー」とは、香取と岸井ゆきのが演じる田村夫妻が飼っているフクロウを指す。
*(O)この夫婦が立川住人で、立川愛にあふれている娘が住んでいるので、観に行きました。
最後は離婚はするが、生活は一緒に住んでと言う事とか、SNSに投稿したデスノートを本にしないかという話が出てきて、こんなに簡単に本を出せる時代なのか?等驚く、観なくてもいい映画だった。お薦めはしません。


『リ、ライト』(22日)(川越スカラ座)
・川越を舞台に、アンティーク照明の修理店を営みながらひとりで暮らす老人・野口藤吾のもとに、クラブシンガーを
名乗る水崎洋子が訪れる。彼女は、20年前に姿を消した藤吾の息子・耕輔の子を身ごもっているという。
洋子の素性を怪しんで追い出そうとする藤吾だったが、行くあてのない彼女を仕方なく店に泊めることに。
洋子との奇妙な共同生活を通して、他人との交流を避けるように暮らしてきた藤吾の心に少しずつ光が射し込んでくる。
*(O)「シネマの神様」の映画の舞台となった映画館で観た。(島津すお美さんが大好きな映画館)
レトロな川越の雰囲気、JAZZもとてもマッチして、とてもいい映画だった。
この映画館の近くの川越の素敵な食事処の紹介
♪二軒堂(この映画のクレジットに載っており、友人のお店なので立寄ってみました)
♪ハツネヤガーデン(支部の探訪で行く)
♪太陽軒 (川越から参加のMさんが紹介




『アイ・アムまきもと』阿部サダヲ主演。
・小さな市役所で、人知れず亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」として働く牧本。故人の思いを大切にするあまり
世間のルールより自分の考えを優先してしまい、周囲に迷惑をかけてばかりいた。そんなある日、新任局長が「おみおくり係」の廃止を決定。身寄りなく他界した老人・蕪木の埋葬が「おみおくり係」での最後の仕事となった牧本は、蕪木の身寄りを探すため彼の友人や知人を訪ね歩き、やがて蕪木の娘・塔子のもとにたどり着く。
蕪木の知られざる思いとともに彼の人生をたどるうちに、牧本自身にも少しずつ変化が起こり始める。
2013年製作のイギリス・イタリア合作映画『おみおくりの作法』を原作に描いたヒューマンドラマ。
*(O)牧本は自分のポケットマネーで、この孤独死した人の縁者を見つけて、故人を葬ってやれるよう努力し、ネタばれとはなるが、最後の蕪木の葬儀の万端をととのえて安心した直後交通事故に遭い、自分は無縁墓地に葬られ、そこに、今まで助けた人の亡霊がみんな集まってきて、見送ってくれるのが、ラストシーン。
どんな人にも必ずその人の人生があり、孤独死でもいろいろな人の関わりがあるのだと考えさせられたとてもいい映画だった。阿部サダオも好演。
(YOKO)これを書いていたら、原作『おみおくりの作法』 Still Life (13英伊)を7月に録画してあった事を思い出しさっそく再生して観ました。全く同じでラストシーンは助けた人が集まって来るシーンです。
主役のエディイ・マーサンも 静かで、律儀な英国の役人さんらしくとても良かったです。





『ジュラシックワールド 新たなる支配者』Jurassic World : Dominion (22米)


『ジュラシック・パーク』 Jurassic Park  (93米) 第一作 
原作 マイケル・クライトン 共同脚本 監督 スティーブン・スピルバーグ
琥珀から発見されたDNAから現代に恐竜を蘇らせて孤島にテーマパークを作るという秀逸な着想と、当時飛躍的に進歩していたCGによって描画されたリアルな恐竜たち、そしてスピルバーグの巧みなサスペンス演出によって世界的な大ヒットを記録。当然シリーズ化され、2001年の第3作でいったん完結。
『ジュラシック・ワールド』 Jurassic World (15米) ワールドシリーズ始動。
崩壊へと追い込まれた、イスラ・ヌブラル島の恐竜テーマパーク
『ジュラシック・ワールド 炎の王国』Jurassic World :Fallen Kingdom  (2018)
無人地帯となったそこには、恐竜たちがたくましく生き残っていた。だが島では火山活動が頻繁に起こり、人類は彼らの保護,救出をはじめる。——
*(Y)恐竜の迫力は凄い。ストーリーは同じパターンで作れば儲かるという気分で製作されている気がした。
『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』 Jurassic World : Dominion (22米) シリーズ6作目新三部作の完結編
ジュラシック・ワールドのあった島、イスラ・ヌブラルが噴火で壊滅し、救出された恐竜たちが世界中へ解き放たれて4年。人類は恐竜との安全な共存を考える
*(K)総集編、完結編なので、パーク、ワールドの主な俳優が皆出てくるので感動した。
男優 クリス・プラット は注目したい俳優。
(YOKO)50年も前ですが、(そんなに変わっていないと思います)子供がアメリカの小学校で理科の時間は恐竜について、詳しく学びます。博物館見学に行っても、恐竜の骨の標本や生態の詳しい説明等で、日本のゴジラみたく架空の動物ではないのです。 幼少期にあれだけ叩き込まれたらこんな映画は作りたいと思います、観客動員数も上がる訳です。

ゲキ×シネ
『狐晴明九尾狩』 (21劇団新感線)  中村偸也主演
*(K)劇場の切符が取れないので、映画館のライヴビューイングで観た。
向井理(出演の度に上手くなっている) 吉岡里穂 が好演。
劇団新幹線の作品は迫力と音楽(生演奏)、衣裳、若手の俳優の熱演が楽しめる。  
入場料 3,000円


『TOP GUN 〜マーベリック〜』 2回 Dolby
*(K)1回目で気が付かなかったところも見出して、楽しめた。
空軍の全面的なバックアップ
トムクルーズの関係か戸田奈津子の字幕をつけていたのには感動。




『キングダム 2 遙かなる大地へ』 (22日)
*(加藤) 映像が迫力ある。大沢たかおは驚異的に体重を増やし、豊川悦司も長い槍をもち片手騎乗は凄い。
キングダム1のエンディングの歌が、ヴオーカル森進一の息子のワンオクロックの歌がピッタリで良かったが、キングダム2ではミスチルの小市民的桜井和寿の歌は壮大なテーマにはミスマッチはがっかりした。
音楽は大事だとつくづく感じた



『沈黙のパレード』   (22日)
・原作 東野圭吾のベストセラー小説、福山雅治演じる天才物理学者・湯川学が難事件を鮮やかに解決していく姿を描く大ヒット作「ガリレオ」シリーズの劇場版第3作。
*(加藤)TVでは柴咲コウと福山雅治がタッグを組み進行するのが、今回は大学時代の友人(北村一樹)が突如前面に出てくる展開が違和感があった。(原作はこの友人が中心だが、TV的に女性の方が良かったのであろう)



『それがいる森』(22日)4DX
・相葉雅紀が主演を務め、怪奇現象が多発する森を舞台に“それ”と呼ばれる得体の知れない何かがもたらす恐怖を
描いたホラー。
監督は「リング」などでジャパニーズホラーの第一人者として知られる中田秀夫。
*(加藤)池袋の映画館で4DX(+1,000円)で体験。4DX→風、振動を体感できる。
本来、ホラーは好きでないが、相葉雅紀出演に魅かれ、お化け屋敷に入るつもりで4DX劇場を選んだ。
実際は映画に集中できないので、お薦めはしない。

 
  
『長崎の郵便配達』The Postman of Nagasaki (21日)  
監督 川瀬美香 出イザベル・タウンゼント
・「ローマの休日」のモデルとなったと言われるイギリスのタウンゼント大佐と長崎で被爆した少年との交流を描いたドキュメンタリー。
長崎で被爆した男性・谷口稜曄さんを取材、1984年にノンフィクション小説「The Postman from Nagasaki」を発表する。谷口さんは16歳の時に郵便配達中に被爆し、背中全部をやけど3年間うつ伏せのまま過ごす。
その後生涯をかけて核廃絶を世界に訴え続けた。
映画ではタウンゼンド大佐の娘で女優のイザベル・タウンゼントが2018年に長崎を訪れ、著書とボイスメモを頼りに父と谷口さんの思いをひも解いていく姿を追う。


(YOKO)原爆記念日9月に映画館で上映され、被爆者として、観なければと出かけました。
私は被爆者として原子爆弾の悲惨さを語るのはどうしても、誇張と取られるのではないか、資料を提供する方が良いと思っていました。
山口スミテルさんはタウンゼントの促しもあり、世界の集会を周り、ただれた背中の写真パネルを示し、床ずれで:請われた胸の骨を シャツを脱ぎ、見せて、一言
「NO MORE HIROSHIMA、NO MORE NAGASAKI、NO MORE HIBAKUSYA(被爆者)、NO MORE WAR」 とスピーチ
すばらしいアピールだと思いました。
・小説の中の再現エピソードに、被爆者であるスミテルさんと家族が海水浴に行くシーンがあり、そこで裸のスミテルさんの被曝痕を見て、娘が大泣き…という場面に、スミテルさんの娘は「そんな出来事なかったんだけどね…」と全否定。
私もこの部分は気になっていました。こういうちょっとした誇張が不信に繋がる、あくまでも大佐の想像です。

★録画
『ティファニーで朝食を』Breakfast at Tiffany’s (61米)
・オードリーはこの時32歳で、一歳児の母。でも、そんなことは微塵も感じさせない、可憐で大胆な演技を見せた。
このホリーのキャラクターは、今までのオードリーのイメージとはかけ離れた役柄で、まさにこの作品により、彼女の
新しい魅力がハリウッドに影響を与え、オードリーの60年代がはじまった。
・Tiffany はこの時より改装され、表のショーウインドウは無い。
2017年4階にBlue Box Café がオープン。“ティフアニーで朝食を”を実際に体験することが出来る
*(Y)ホーリーの役はいろいろな女優が候補にあがっていたそうだが、ヘップバーンが最適役。
ヘンリーマンシーニの「ムーンリバー」の歌もいい。ジバンシーの衣服を見事にきこなしている。



『友だちのうちはどこ?』Where is the friend’s House? (87イラン)
・友だちの大切なノートを間違えて持ち帰ってしまった少年が、ノートを返すため友だちの家を探し歩く姿を生き生きと
活写し、アッバス・キアロスタミ監督の名を世界に知らしめたイラン映画
*(Y M)とてもいい映画だった。この男の子の純粋で、素直さに魅かれる。
荒涼としたイランの風景に興味深く思った。
先生、親に絶対服従しているのに、今の日本の子供達と比較してあまりにも差を感じた。
(YOKO) 30年以上も前につくられたものなので、現在はもっと違う状態になっているとおもう。
イランは、階級制度、女性と男性等規制が厳しい為、関係のない子供を扱った映画はいいものが多い。



『浅田家』(20日) 二宮和也 主演
・「たった一枚の写真で自分を表現しなさい」― 専門学校時代の課題を突き詰めた結果、家族でさまざまなシチュエーションになりきって撮影するというユニークな家族写真を世に送り出した津市出身の写真家・浅田政志さん。この写真集「浅田家」は、写真界の芥川賞ともいわれる第34回木村伊兵衛写真賞(2008年度)を受賞。
また、東日本大震災の津波で泥だらけになってしまったアルバムや写真を洗浄し、持ち主に返すボランティア活動をする人々を約2年間にわたり撮影した「アルバムのチカラ」など日本写真界において独特の存在感を放す実話映画。
*(Y)二宮和也が力まずとても良かった。いろいろなシチュエイションの写真もユニークで楽しめた。



『ひまわり』(70伊)
・監督 74年に他界したイタリアの名匠ビットリオ・デ・シーカの晩年の名作。
主演、ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ
・戦争によって引き裂かれた男女の愛を描いたドラマ。結婚して幸せな日々を送っていたジョバンナとアントニオだったが、第2次世界大戦が勃発し、アントニオはソ連の最前線に送られてしまう。
終戦後、帰らない夫を探しにソ連を訪れたジョバンナは、命を救ってくれたロシア人女性との間に家庭を築いていたアントニオと再会する。逃げるようにイタリアに戻ったジョバンナだったが、数年後、もう一度やり直したいとアントニオが訪ねてくる。
*(O.E)美しい ひまわり畑の下や傍らに戦死者が多数埋められていること、ひまわり畑は 戦争,戦場を意味していること、現在この時期に緊急上映された意味がわかりました。
(M)ヘンリーマンシーニの音楽は素晴らしい
何度観てもいい映画。



『天地明察』(12日)
・元は碁打ちであり天文暦学者安井算哲の物語。今まで使われた中国暦、宣明暦。中国と日本で緯度が違うため、狂いが生じている。それに代わる新しい暦を作ろうとする。
監督 滝田洋二郎(おくりびと) 出演 岡田准一 宮崎あおい
*(M)昔、和数字を使って計算し、問題を解いたり、天文学の事を成し遂げた人がいる事は本当に驚き。
京都の細川家の文庫に 算哲が作った地球儀(重要文化財)がある。
京都には算哲の生家や三哲通りと呼ばれる通りもある。




『勝利への脱出』(80米) 
・第2次大戦中の1943年。ドイツ軍の将校シュタイナーは連合軍の捕虜とドイツ・チームのサッカー試合を提案。
戦前、イギリス・チームで活躍していた捕虜のリーダー、コルビー大尉はそれを受け入れる。
その一方でコルビーは試合を利用した巧妙な脱走計画を立て、アメリカ軍のハッチ大尉ら猛者をメンバーに組み入れる。
やがてドイツ対連合軍チームの試合が開始されるが……。
壮大な脱走作戦と手に汗握るスポーツ・ドラマが見事に融合。
*ペレなど本物のサッカー選手も出演し見事はプレーを披露したり、結構、脱出成功など、いかにも米国映画的なもの



by sscinema | 2022-10-20 01:39 | 報告 | Comments(0)