東京女子大学同窓会埼玉支部映画好きのお喋りの会


by sscinema

9/11(月)第19回SSシネマ同好会の報告

2017年9月11日 第19回SSシネマ同好会の報告                 

秋の気配を感じるしばらくぶりの例会でした。
9人の方が集まって下さり、予告編みたいに熱を込めて紹介していくださるので、機会を見つけて観てみたくなりました。
今回のおかしはマロンロールケーキとメレンゲ菓子でした。

        YOKO

◆今回話題になった映画 

『花戦さ』(17日)
・Story:秀吉による圧政は次第に人々を苦しめていた中、町衆の先頭に立った花僧の池坊専好(萬斎)は花の美しさを武器に秀吉に戦いを挑んでいった。
*町衆が華道に興味を持つようになる事と、生け花の豪華さに注目した。
日本民族は文化度が高いと思います。江戸に入るとますます庶民の中に文化芸術が盛んになっていくのですね。
いろいろの映画からこの時代他の国では厳しい階級制度とはいえ庶民は働き食べる事だけの様に思えます。

『君の膵臓を食べたい』(17日)
・Story:  高校の同級生・山内桜良(浜辺美波)がひそかにつづる闘病日記「共病文庫」を偶然見つけた僕(北村匠海)は、彼女が膵臓(すいぞう)の病気で余命わずかなことを知り、一緒に過ごすようになる。
彼女の言葉をきっかけに母校の教師となった僕(小栗旬)は、桜良が亡くなってから12年後、教え子と会話をしていた際に、桜良と過ごした数か月を思い出す。
一方、結婚を控えた桜良の親友・恭子(北川景子)も、桜良との日々を思い返し……。
友人や恋人などの関わり合いを必要とせず、人間関係を自己完結する主人公である「僕」が山内桜良との交流により、人を認め、人と関わり合う努力を始める。
*原作は本屋大賞受賞。Iさんは本を読まれたご主人と観た。周りは若い人ばかりで彼等は感激していた様だった。
 Kさんの娘さんも泣いていらしたとの事。やはり若い人の心とは少し離れた年齢になったと言う事でしょうか。

『1枚のはがき』 (10日) 
・Story: 98才の、新藤兼人が自らの戦争体験を基に描く感動の人間ドラマ。
終戦間際に招集された兵士100名のうち94名が戦死し、残った6名のうちのある男性に焦点を絞り、彼自身と戦死した友人の家族の崩壊と再生への道のりをつづる。
戦争末期に召集された中年兵(豊川悦司)は、戦友から一枚のハガキを託される。
やがて戦争が終わり、運よく生き残った兵士はハガキを持って、戦死した戦友の妻(大竹しのぶ)を訪ねていく。
彼はその妻に横恋慕する吉五郎(大杉漣)と大喧嘩をする。
エピソードは戯画的に誇張され、男は戦争で死ぬよりも、女をめぐって争うほうがよほど人間らしいという新藤流のユーモア。
*ハガキは妻から戦場の夫に出した「今はお祭りですが,あなたがいないのは風情がありません」ただこれだけの文章のもので、受取ったと言う事を伝えたくて、激戦地フイリピンに行く前に託す。Iさんはこの様な文の手紙を自分も出しておきたかった。高齢の新藤監督の凄さを絶賛でした。
 
『ワンダーウーマン』  (17米)
*主人公がとにかく、きれいでかっこいい。 

『フェンス』(16米)
俳優デンゼル・ワシントン監督作。アメリカの劇作家オーガスト・ウィルソンによる、ピューリッツァー賞を受賞した名作戯曲。
1950年代の米ピッツバーグを舞台に、元プロ野球選手でいまはゴミ収集員として働くトロイと妻ローズ、そしてその息子たちと、アメリカに生きる黒人家族の人生や関係を描く。
ビオラ・デイビス(妻役)がアカデミー賞助演女優賞を受賞した。
*1950年代はまだまだアメリカ社会で黒人が生きていくのは大変だった。
2017年アカデミー賞作品賞にノミネートされたが叶わず、受賞した「ムーンライト」よりこの映画が良かった。

『草原の河』(15中)
チベット厳しい自然の中で牧畜を営む一家の姿を幼い女児の目を通して描いた、チベット人監督ソンタルジャ。
*着ている服の袖が長いのは手の保温の他に、動物を動かす鞭となる事が解った。

『メアリと魔女の花』(17日)
*宮崎駿が作品制作を中止してスタジオジブリのスタッフがスタジオポノックを立上げ作ったアニメ作品。
やはりジブリの繊細さには及ばない。

『忍びの国』(17日)
*伊賀は滅ぼされて、伊賀の忍者はお金で動くスパイとして全国に散らばって活躍した。

『いつまた君と~何日君再来~』(17日)
向井理の祖母・芦村朋子さん(野際陽子)の半生記を映画化した。
向井理自身が企画・出演した。
亡くなった夫の吾郎との思い出を手記としてまとめていた朋子だったが、完成を前に突然倒れてしまう。
そんな祖母にかわり、手記をまとめていくことになった孫の理は、祖父と祖母が歩んできた戦中戦後の波乱に満ちた道のりと、深い絆によって結ばれ50年におよぶ夫婦と家族の歴史を知ることになる。
*一度会って一目惚れして結婚した普通の人の生活を描く。野際陽子最後の映画。

『ハクソーリッジ』(16米)
第二次世界大戦中に銃を持たずに戦地入りし、多くの負傷した兵士をすくった実在の人間をモデルに奇跡の逸話を描く。
Hacksaw (のこぎり)Ridge(崖)→第二次世界大戦の激戦地・沖縄・前田高地150m の断崖絶壁ののこぎりのように険しく、多くの死者を出した壮絶な戦いの場。
米国側から沖縄の激戦を描いているもので、原爆で簡単に片づける前に米国もこれだけの犠牲を払ったと言いたいのか!
崖の上で日本人兵も助けて降してあげるが、結局は治療所で除けられ死んでしまう。やはり善人ハデズモンドだけなのか?

『この世界の片隅に』
*スキップシティ映画祭で上映。淡々としていて、良かった。

『私はダニエル・ブレイク』I. Daniel Blake(16伊仏ベルギー)                       
2016年・第69回カンヌ国際映画祭で、2度目の最高賞パルムドールを受賞したイギリスの巨匠ケン・ローチ監督作品。
イギリスの複雑な制度に振り回され、貧困という現実に直面しながらも助け合って生きる人びとの姿が描かれる。
*希望のない映画
外国の貧困者は本当に出どころがないどん底、そこに這いつくばって日が経っていく。
今の時代は日本ではここまでは考えられなく、日本は這いつくばる前に親が助けるか、死を選ぶかである様に思えます。
世間てい、辱が大きいのでしょうか。

『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』
世界的ベストセラーとなったノンフィクション「ボブという名のストリート・キャット」を映画化。
ロンドンでプロのミュージシャンを目指すジェームズは、夢を果たせず、薬物に依存、家族にも見放され、ホームレスとしてどん底の生活を送っていた。そんな彼のもとに迷い込んできた一匹の野良猫。
足をケガしていたその猫はボブと命名され、ジェームズはそんなボブを有り金をはたいて看病する。
それ以来、いつも一緒に行動をともにするジェームズとボブ。
そんな彼らの姿は次第に世間の注目を集めるようになり……
ボブはストリートでお金を稼いでくれるようになる。
*犬派のSさんは猫の無心なところ、人と一匹の猫がピッタリと寄り添う様子が大いに慰められた。

『新感染 ファイナルエクスプレス』  (16韓)
感染した者を凶暴化(ゾンビ化)させる謎のウイルスが高速鉄道の車両内にまん延する中、乗客たちが決死のサバイバルを繰り広げるパニックムービー。
韓国では観客動員数が今までで最高との事。
*韓国映画はほろりとさせられるが、ラストシーン、少女のあどけなさにはほろり、、、、家族愛のつまった人間ドラマ。

『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』The Best Exotic Marigold Hotel(16英米アラブ首長国)
優雅なリゾート生活を満喫しようとイギリスからインドのジャイプールにやって来た7人の熟年男女が、近い将来豪華になる予定のぼろホテルとジャイプールの街に圧倒されつつも、それぞれが新しい生き方を模索する姿を描く。
*年をとっていてもみんな目的を持っていきいきとしているのは素晴らしい。名優揃いで気持ちよく観られた。

『愛と哀しみの果て』 Out of Africa(85米)
*スウェーデン貴族と結婚し、ケニアに渡って来たデンマーク人の令嬢の雰囲気を感じさせるメリルストリープは素晴らしい。

 『桜田門外の変』  (2010日)
*現在桜田門のそば憲政会館が元井伊家跡。

 『怪盗グルーとミニオン大脱走』 (17米)
* 映画劇場デビューした孫と一緒に

『関ケ原』(17日)
合戦の場面、武士がどさどさと歩き回るばかりで、監督が張り切っているのがありありと感じられ、もう少しゆとりが欲しい、合戦前の関ヶ原の美しい景色とか、家康の館などもっとすっきりとすればいいのでは?
三成ももう少し精悍なイケメンであってほしい。もう少し背がほしい。

『ニュースの真相』 (15米豪)
全米の人気TV「60ミニッツ」で現職の大統領のスキャンダルをあばいたCBSネットワークが保守系のbloggerやメディアから一斉攻撃されたという実話を映画化。
ケイト・ブランシェット、ロバート・レッドフォードが素晴らしい。迫力のあるいい映画。
「60ミニッツ」キャスター(レッドフォード)が番組を去る時、生放送で最後の言葉が印象に残った。
I want each of you to have Courage. Good night.!

『或る終焉』 (15仏メキシコ)                                
息子ダンの死を機に、別れた妻と娘とも顔を合わせなくなったデヴィッド(ティム・ロス)。
終末期の患者をケアする看護師とし働く彼は、患者の在宅看護とエクササイズに没頭するだけの日々を送っていた。
患者たちに必要とされ、デヴィッド自身も彼らとの濃密な関係を率先して育む中、末期ガンに苦しむマーサ(ロビン・バートレット)から、頼みを聞いてほしいといわれる。それは彼に安楽死を手伝ってもらいたいというものだった。
仏の監督全体の色合いが全くフランス的。だんだん自分が終末ケアの時期が近づいているので身につまされる。
とてもいい映画です。 レンタルDVDお薦め。

 『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』5 Flights Up (14米)
*ジル・シメントの全米ベストセラーを映画化。
階段がつらく、古いアパートの5階にある我が家を手放す決断をした夫婦。
家の売却と新居探しをめぐって織りなす人間模様。
黒人(モーガン・フーリマン)白人(ダイアン・キートン)の夫婦という誰もが疑問に思う事を本当に愛情深い老夫婦が撥ねつけてしまう。
日本人はすぐエレベーターをといううが、外国人は不便よりも古いものを大事にしたいと思い、歩く、登るです。

 『淵に立つ』 (16日仏)                          
*小さな工場を営み、妻や10才の娘とささやかに暮す利雄。彼の前に旧知の八坂が現れ、利雄の工場で働くことになり、平穏な日常が少しずつ変わりはじめる。カンヌ映画祭「ある視点」部門審査委員賞受賞した話題作。
目が離せなかった。浅野忠信 古館寛治がうまい。

 『日本のいちばん長い日(1967)(2015)』
1967年版  岡本喜八監督 内容が解りやすい 陸軍大臣の三船敏郎がいい。軍服がよれよれ。
2015年版  原田眞人監督 軍服よれよれでない。
 
『ブルックリン』(15英加アイルランド)
アイルランドからの移民の少女が成長してゆく。いい映画でした。

 『ひつじ村の兄弟』(15デンマーク、ノルウェー、アイルランド)
力強く雄大な自然を舞台に、40年間不仲の老兄弟と羊の“絆”と“愛”を独特の切り口で描いた本作。生きものたちの日常的な風景が、とある事件で一変。
羊に病気が出て、すべての羊は持って行かれて一気に窮地に追い込まれてしまう。
だが兄はひそかに地下に羊を飼っている、それを知った弟は羊可愛さに兄のところに移り、ともに世話をする。
人間の意地と覚悟が可笑しみたっぷりに映し出される。長きにわたって関係を断絶してきた老人2人のあまりに突飛な兄弟愛の行方は観るものに味わったことのない驚きと感動をもたらしてくれるに違いない。
どんなに仲が悪くても兄弟、血は争えず必ず何かのきっかけで離れられない存在になってゆく。
とてもいい映画です。お薦め。
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この様に色々な視点から見た映画のお話を聞いておくと、チャンスがあったら、是非この事を思い出しながら楽しみたいと思います。 
ありがとうございました。
次回もまたいろいろなお話を楽しみにしております。

     第20回  日時  2017年12月11日(第2月曜日)
     場所  下落合コミュニティセンター 4階 第3集会室


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by sscinema | 2017-09-14 22:36 | 報告 | Comments(0)